符計算その1
点数の算出方法
今回は点数の算出方法について触れていきます。
慣れるまでは結構大変なお話。
麻雀においてもらえる点数を決定するものは
それぞれの役に定められている翻数と(翻(ハン)数についてはこちらを)
そして、これから解説する「符」というものです。
点数の計算式は以下のとおりとなります。
ただし、nは翻数
親の場合
符数×6×{2の(n+2)乗}
子の場合
符数×4×{2の(n+2)乗}
注意点が3つ。
まず、どちらの場合も10の位以下は切り上げて100点にします。
たとえば、計算した結果が960点だった場合は切り上げて1000点にします。
次に、これは合計翻数が4翻以下のときのみに適用します。
(青天井ルールを除く:青天井は後ほどやります。)
そして、計算した結果、親の場合は12000点、子の場合は8000点を超えてしまった場合は
親は12000点、子は8000点とします。
たとえば、親で計算したときに15360点になったとします。
その場合は12000点を超えてしまっているので
15360点ではなく12000点としてカウントします。
では、5翻以上のときにはどうなるのかというと、
そのときは符数は必要ありません。
5翻以上になったときは以下のようにします。
| 5翻(満貫) | 6〜7翻(跳満) | 8〜10翻(倍満) | 11〜12翻(三倍満) | 13翻以上(役満) |
親 | 12000 | 18000 | 24000 | 36000 | 48000 |
子 | 8000 | 12000 | 16000 | 24000 | 32000 |
では、4翻以下のときの計算をしてみましょう。
それには、計算式に出てきている「符数」を求めてあげなければなりません。
その求め方についてみていきましょう。
まずは副底(フーテイ)から
副底とは、あがったときに必ずもらえる基本点みたいなものです。
どんな形でも、とりあえずあがれば副底として20符がもらえます。
また、あがり方によってもらえる符がかわります。
ツモ上がりしたときは、面前状態でもポン・チーした状態でもとりあえず2符つきます。
ロンあがりのときは、面前状態にかぎり、10符もらうことができます。
つぎに、待ち方についてもらえる符がかわってきます。
両面待ち・シャボ待ちのときは符はつきませんが、
単騎待ち・カンチャン待ち・ペンチャン待ちのときは2符つきます。
(待ちについてはこちらをごらんください。)
つぎは面子・雀頭につく符をみてみましょう。
まず、順子はいくつ持っていても符はつきません。
ヤオチュウ牌においては、
明刻1つ=4符、暗刻1つ=8符、明カン1つ=16符、暗カン1つ=32符
それぞれつきます。
(ヤオチュウ牌についてはこちら)
(明刻・暗刻についてはこちら)
(明カン・暗カンについてはこちら)
それ以外の牌では
明刻1つ=2符、暗刻1つ=4符、明カン1つ=8符、暗カン1つ=16符
それぞれつきます。
また、雀頭の場合は
三元牌・自風・場風で雀頭が構成されているときだけ2符つきます。
(三元牌はこちら、風はこちら)
これらからついた符をすべて足し合わせて符を出します。
そして、全部足し合わせてから1の位を切り上げて符とします。
それでは最後に例を1つ見てみましょう。










上のような手で、上がり牌が
、ロンあがり、ドラは
、東2局の西家だとします。
まずは副底で20符もらいます。
面前ではない(ポンしているから)のでロンあがりの10符はつきません。
両面待ちなので待ちの符もつきません。
面子については




は順子なので符がつきません。
雀頭の
は自風でも場風でも三元牌でもないので符がつきません。
(「東」2局なので場風は
、西家(つまり西の称号を持っている)ので自風は
)



はヤオチュウ牌ではない暗カンなので16符つきます。
そして、

はヤオチュウ牌の明刻なので4符つきます。
以上で符を算出し終わったので、全部合計しましょう。
副底20符+


暗カン16符+

明刻4符=合計40符
そして、1の位は切り上げるのですが40符なのでそのまま40符です。
それでは、符が算出できたので、点数を求めてみましょう。
まずは翻数を求めましょう。
今回の役は役牌1翻のみです。
西なので子の計算式を当てはめましょう。(親は東の人、そのほかは全員が子)
40符×4×{2の(1+2)乗}=1280点
10の位は切り上げるので、1280点→1300点となります。
よって、今回のもらえる点数は1300点になります。
ただ、毎回こんな風に計算するのは果てしなくめんどいので、最終的には暗記が楽です。
というわけで、4翻までの早見表を作っておこうとおもいます。
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