スジ・ウラスジ・またぎスジ!@
スジについて触れていきましょう!
相手の手配を読む1つの材料として、スジ・裏スジ・またぎスジがあります。
これらはあくまで参考程度で、100パーセント正確なものではありませんが、
相手の手牌を読む上での基本的な概念ではあると思います。
それでは、スジから見ていくことにしましょう。
下の図をご覧ください。(ちょっとあからさまだけど^^;)








対面(別に対面じゃなくてもいいんだけど)がこのような捨て牌でリーチをかけてきた場面です。
ここで1つ、前提を作ります。それは相手が両面待ちであることです。
(両面待ちについては「面子についてA」をご覧ください)
なぜ両面待ちかは、「両面待ちをめざせ!」にあるとおり、
両面待ちで待てば他の形で待つよりあがれる可能性が高いからです。
さて、まずは捨て牌のなかから
に注目してみましょう。
両面で
を待つには、

(待ちは
)か、
(待ちは
)の両面塔子で待つ必要があります。
しかし、今回相手は
を落としています。よって、相手は
でロンあがりができません!
(ロンについては「ツモあがり・ロンあがり」を、なぜ
であがれないかは「フリテンに気をつけろ!」をどうぞ。)
であがれない、ということは、
や
の両面待ちがないことになります。
つまり、両面待ちならば「
で待つことができない」(=つまりこいつらは安心して切れる)ということを表しているのです!
同様に、
が切られているので
が、
が切られているので
がそれぞれ安全、ということになります。
これが「スジ」です!
「1−4−7」「2−5−8」「3−6−9」で覚えるといいでしょう。
マンズだろうがピンズだろうがソウズだろうが、
「4」が切れていれば「1」と「7」が安全
「5」が切れていれば「2」と「8」が安全
「6」が切れていれば「3」と「9」が安全
ということになるのです!
ただし、注意してほしいことがあります。
先程の例をもう1度見てみましょう。








ここでは、5巡目に
が切られています。
「1−4−7」のスジが使えそうですが、「1」が切れているからといって「4」「7」が安全とは限りません!
その理由を見てみましょう。
が切れているので、
の両面待ちはありえませんが、

での両面待ち(つまり
待ち)はありえるのです!
より詳しい説明は割愛しますが、
「4」が安全であるには「1」「7」が切れていること
「5」が安全であるには「2」「8」が切れていること
「6」が安全であるには「3」「9」が切れていること
が条件となります。
もちろん、あくまでも両面待ちであることを仮定としているので、
スジが100パーセント正確とは限らないのであしからず。
戻ります
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