役満シリーズ@


これから紹介する役は、それだけで13翻の役満(親は48000点、子は32000点)に相当する役です。
以下、役満に相当する役のことを単に役満とよびます。

〜大三元〜
・「ポン・チー・明カン」しても有効
・13翻
・三元牌をすべて刻子(暗刻・明刻・暗カン・明カン問わず)でそろえると成立

おそらく役満の中でも1番簡単な部類ではないかな〜と思います。
大三元は以下のようなものです。
    
これで大三元、役満です。
注意してほしいのは役の複合です。
上の図だとトイトイホーも複合しているように見えますが、
役満をそろえたときは他の普通の役は考えません。
今回の場合は大三元だけで考えます。

〜四暗刻〜
・面前状態限定
・13翻
・暗刻を4つ作ると成立

これも役満としては比較的よく見る部類です。読み方は「スーアンコー」
以下のようなものです。
   
暗カンも暗刻と同じ扱いをするので、これでもOKです。
トイトイホーのところで「ポン・明カンしないでそろえると四暗刻になる」といいましたが、
ポン・明カンをしないでそろえれば面子が必然的にすべて暗刻になるためです。

注意してほしい点がいくつかあります。
まずは下の図をごらんください。
   

上の例ではのシャボ待ちになっています。
三暗刻のところでも触れましたが、ここででロンあがりしたとしましょう。
すると、が刻子になるわけですが、ロンあがりでそろえたため、
暗刻ではなく明刻として扱います。
結果、暗刻が3つしかない状態になるため四暗刻は成立せず、
上の例では三暗刻2翻+トイトイホー2翻+役牌1翻=合計5翻になります。

もう1つ注意点を
役満は他の役は複合されないといいましたが、
役満同士なら複合してダブル役満(親は96000点、子は64000点)にすることは可能です。
たとえば下の図をご覧ください。
  
いまやった四暗刻と、さらに大三元がそろった状態です。
この場合は、四暗刻と大三元をあわせてダブル役満と考えることができます。


〜国士無双〜
・面前状態限定
・13翻
・自分の手牌に13種類のヤオチュウ牌をすべてそろえると成立。
1種類だけは対子でそろえ、あとの12種類は1枚ずつそろえること

ヤオチュウ牌とは以下の13種類の牌でした。

国士無双は日本語名なので、読み方もそのまま「こくしむそう」でOKです。
正式名称は「十三ヤオ九(シーサンヤオチュウ)」。
国士無双は以下のようなものになります。これは4面子1雀頭の形にとらわれない特殊な形です。


対子にするのはどれでもかまいません。

国士無双は「純正」と、そうでないものがあります。
純正とそうでないものとの違いはずばり待ちのちがいです。
まずは下の図をご覧ください。

ヤオチュウ牌をすべて1枚ずつ持っている状態です。この場合はどれか1つを対子にしてやればいいので、
13種類すべてのヤオチュウ牌で待っていることになります。
つまり、なんと13面待ちになっているのがおわかりでしょうか?これが「純正」の国士無双になります。

今度はこのようなものです。

あらかじめ対子を1つもっていて、そのかわりあと1種類の牌が足りない状態です。
上の例ではすでにが対子になっていて、を持っていない状態です。
があれば国士無双が完成するので、
この場合はだけを待っていることになります。
このように、ヤオチュウ牌のうちのどれか1種類だけ待っているものが
純正でない国士無双です。


さて、流局のところで九種九牌というものをやりました。
これは、13種類のヤオチュウ牌のうちの9種類以上を持っているときに
流局にできるというものでした。
しかし、9種類以上のヤオチュウ牌をもっているということは
国士無双を狙いやすい手であることを意味するということです。
それを念頭において、
状況に応じて国士をねらうか、流局にするかを考えましょう。

もどります
トップページへ