刻子・対子系の役
ちょっとややこしいかも

今回は刻子系の役について

〜チートイツ〜
・面前状態限定の役
・2翻
・4面子1雀頭の形ではなく、7つの対子をそろえることで成立する特殊な役
・チートイツをそろえたときの符は25符で、1の位を切り上げずに計算する

漢字で書くと七対子、形のとおりの名前で、いろいろと特殊な役です。
下のようなものがチートイツです。

ようするに、同じ牌を2枚ずつそろえればチートイツです。
というわけで、別名「ニコニコ」です。

注意点が結構あるので見ていきましょう。

まずは、同じ対子を2つ用いてはいけないこと

この場合は、の対子を2つ用いているので、チートイツとは認められません。

つぎに、符計算について
(符計算についてはこちら
チートイツの場合は、何があろうと符を25符でカウントします。
ロンあがりしようが、ツモあがりしようが、対子に三元牌を使おうが
絶対にチートイツは25符2翻で計算します。

そしてもう1つ、役の複合について
たとえば、以前リャンペーコーというものをやりました。

これをならびかえると、このようになりますね?

こうするとチートイツです。
じゃあチートイツ2翻+リャンペーコー3翻=合計5翻・・・にはならないんですよ、これが。
この場合は点の高いリャンペーコーを優先します。つまり3翻のみです。
「なぜ?」と気になる方はこちらをどうぞ


次に参りましょう
〜三色同刻〜
・「ポン・チー・明カン」しても有効
・2翻、食い下がりなし
・「萬子・筒子・索子」でそれぞれ同じ数字の刻子を作ると成立

読み方は「さんしょくどうこう」。ポン・チー・明カンしても点数は下がりません。
三色同刻は以下のような役です。

この場合は、 の部分が三色同刻です。
これは覚えるのはそれほど難しい役ではないとおもいます。
ただ、そろえにくいので、使うことはめったにないかとおもわれます


それでは次に行きましょう
〜トイトイホー〜
・「ポン・明カン」しても有効
・2翻、食い下がりなし
・4つの面子をすべて刻子にすれば成立

漢字で書くと「対々和」、ポン・明カンをしても点数は下がりません。
ただし、この役は順子をつかってはいけないので、チーはできません。

トイトイホーは以下のようなものです。
    
暗カン・明カンも刻子と同じ扱いなので、これでもOKです。

ポン・明カンしないでそろえると役満の「四暗刻」になるケースもありますが、
それは役満シリーズのところで触れます。

また、混老頭との複合について
混老頭はヤオチュウ牌しか使えない役なので、どうしても面子がすべて刻子・対子になるわけです。
順子にするとたとえばというようになり、ヤオチュウ牌以外の牌も使ってしまうことになります。
というわけで、面子がすべて刻子になるためにトイトイホーが複合したり、
あるいはチートイツと複合したりするので、
混老頭2翻+トイトイホー2翻orチートイツ2翻=合計4翻になるのです。


それでは次に行きましょう
〜三暗刻〜
・「ポン・チー・明カン」しても有効
・2翻、食い下がりなし
・暗刻を3つ作ると成立

読み方は「サンアンコー」、そのまんま。ポン・チー・明カンしても点数は下がりません
三暗刻は以下のような役です。

その名のとおり、暗刻を3つそろえましょう。
役の性質上、トイトイホーと複合させやすいとおもいます。

注意点についてふれましょう。

上の図は、のシャボ待ちになっています。
であがるとしましょう。
ツモあがりしたときは、は自力でツモってそろえたので暗刻になりますが、
ロンあがりしたときは、人が切った牌を利用して面子を作っているので、この場合のは明刻になります。
すなわち、暗刻が2つしかないので、三暗刻が成立しなくなることに注意してください。

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